ミネラルファンデーションの流行

ミネラルファンデーションが誕生してから、まだ50年もたっていません。

しかし、流行によってあっという間にミネラルファンデーションの存在は世界中で認知されました。

ミネラルファンデーションが流行したのは、自然派の健康志向に関係があります。

今では、自然派が当たり前の日本も、かつては着色料や香料に無関心でした。

ファンデーションに関して言えばさらにひどく、「日本書紀」に登場してから昭和初期に至るまで、鉛白と呼ばれる鉛の成分を顔にぬり込んでいました。

この毒性については、明治に入ってから指摘はされていたものの、非常に美しく仕上がるために、毒だと知りながら長い間使われていたのです。

その毒性は、胃腸病、脳病、精神麻痺をひきおこすなど、とても強いものでしたが、それでも、美しくなりたいと願い女性たちは、政府に禁止されるまで使用を続けたのです。

このように、国を挙げて健康志向が広まりアメリカで医師によって、皮膚疾患の患者のために開発されたミネラルファンデーションが、急速に広まっていったのだと考えられます。

(アメリカでは、現在でも着色料や香料に柔軟な考えを持っているようですが、健康志向の流れはあるのです。)